環境教育
2018年 環境教育だより
2018年6月 オカワカメ(グリーンカーテン)続報
ビオトープのご紹介
本校のビオトープは、校門を入って中学棟へのアクセス横の約40メートル続く樹林帯にあります。そこは、コナラ、クヌギ、トチなどの大木に覆われた恰好の自然環境に恵まれており、飛来する多くの野鳥の水浴びも観察できます。
地下水を汲み上げて南北二つの水源を設け、その長さを利用して、上流から下流まで、それぞれの水域に見合った棲息環境を作り出している水流は本校のサイエンスクラブの生徒たちが手作業で作り上げたものです。PTAの皆さんからのご寄付も寄せられて、少しずつ形も整ってきました。
長い冬がようやく終わり、水辺が緑に覆われてきました。
早春のビオトープ
2013夏こしがや緑のオアシス認定地に指定される
我が校の「オカワカメ壁面緑化」と「ビオトープ」が、2013年夏に、越谷市から「こしがや緑のオアシス認定地」に指定されました。
ビオトープ拡張作戦でアクセス道路側にも水路が延長
特にビオトープは、中学へのアクセス道路側に新たに水路を拡張し、生徒や外来者にも本校の環境教育を知ってもらうことができるようになりました。工事のため緑が削られた水辺ですが、早春を迎え、少しずつ野草が芽吹き始めています。この夏には、雑木林の中に豊かな水の流れと緑に覆われたオアシスが再現されることでしょう。
早春のビオトープの様子
緑の衣大作戦
2010年から始まった「緑の衣大作戦」は、中学棟南壁面に、幅27m、高さ16mの大ネットを張り、最近ミネラル豊富な健康野菜として注目を集めているオカワカメ(雲南芍薬)を栽培しようと始めた環境教育です。毎年それまでの定説を覆す高さ16mまで伸ばすことに成功し、さらに、寒さに弱いことから越冬できないと言われている常識もうちやぶり、約3分の1は春からかなりの高さに葉を出していち早く成長を続けていきます。
準備した180株の苗は中学の環境美化委員の手で隙間なく植えられました。彼らにも、自分たちで育てた「ワカメ」の食感を味わってもらえるのを楽しみに管理していきます。
ホタル飼育日誌(中高サイエンスクラブ)
越谷市環境政策課の鈴木さんからいただいたホタルの幼虫が無事大きく育ち、巣立ちの日を迎えた様子をご報告します。
約半数の幼虫をビオトープに放流しましたが、残った幼虫は大きさによりLMSに3等分して採餌を続け、5月初旬、中旬、下旬の3回に分けてそれぞれ上陸装置に移動させます。
その後、羽化したものを産卵ケースに移して、卵を産んでもらい、来年以降につなげたいと考えています。