田中善英教授(獨協大学) 特別講座
高校
2024.12.04
去る11月16日(土)、田中善英教授(獨協大学 外国語学部 フランス語学科)をお招きして、「AI が急成長しているこの時代に“外国語”を学ぶ意義・必要性について考える」をテーマに、特別講座を実施しました。
普段の50分授業よりも長い90分の特別講座でしたが、グループワークを通じて、「ことば」の成り立ちを考えたり、「ことば」を比較したり、「ことば」の変化から社会のあり方を考えたりしました。普段何気なく使っている「ことば」を意識することで、「ことば」を学ぶ楽しさ、意義を感じることができた講座となりました。
また、フランス語の名詞には性(男性名詞・女性名詞)があること、3種類の冠詞(定冠詞・不定冠詞・部分冠詞)の使い方を教えてもらったことで、英語以外の言語にも興味をもった生徒もいました。
私たちは「ことば」によって考え、自分の考えを「ことば」で伝えます。人間関係の基盤ともなる「ことば」について考えたことが、学ぶことの面白さを感じるきっかけになればと思います。
◆生徒の感想から
- 語学が学ぶことが、その土地に住む人々の考え方や歴史も分かると聞いて、語学に対する興味が深まった。
- 少しのニュアンスの違いもAIを使って翻訳すると同じ文章になってしまうことを知り、AIについて過信しすぎていたことに気が付いた。
- 方言なども含め言い回しの違いがAIを使った翻訳では表現されないことにとても驚き、語学を学ぶ意味、そして語学から学ぶ文化や地域の特性などを学ぶ意味というものを深く理解できた。