2018年度 獨協クラス(高校3学年) 報告

高校
行事・イベント

2019.04.16

「獨協コース」で一生のテーマを見つけられた。

高校パンフレット作製(6月完成予定)のため、一之瀬教授(国際関係法学科)と獨協コース卒業生とコース運営委員長との鼎談が獨協大学で行われました(2019年4月12日)。

彼は、中学生時代に獨協コースの存在を知り、「大学や社会で本当に生きてくる学び」を身につけたいと考え獨協埼玉高校入学を決め、獨協コースでの1年間を経てこの4月に法学部法律学科に入学した学生です。
高校3年時に執筆した論文(『著作者の権利と利用者の自由 ~著作権法における一般規定導入に対する議論を目指して~』)は、審査に当たった法学部教員陣により優秀であるとの評価を受けました。一之瀬教授は、彼の指導に当たった法学部教員メンバーのお一人です。

鼎談から以下抜粋した彼の発言からは、「自分のテーマ」を掴めた喜びが伝わってきます。

 

  • 興味が向く研究対象のためには頑張れる自分であることを自覚していた。本当に、とことん頑張れた。最初の興味は、マンガの違法サイト問題であった。論文に関係する書籍として、40冊以上は読んだ。
  • 自分の論文テーマ、内容をめぐってたくさんの会話を指導教員、大学の先生方、クラスメートと交わす。それらの会話が本当に重要だった。会話の中で、自分が一番伝えたいものが見えてきた、テーマの核心部分が絞られてきた。 
  • 自分にとっての最大の成果は、「自分のテーマ」に出会えたところだ。大学で学び続けたいことが明確になった。一生追い続けられるテーマだと思っている。。
  • 大学で評判の良い授業にゲスト講師(テレビ局プロデューサー)として招かれた方の報告が、自分の問題意識と完全に合致した。獨協コースでの経験を活かし積極的に質問したところ、自分が知りたいことが分かった上に、授業全体が盛り上がった。講師の方からは、「論文で追及したことを、実際にアメリカにわたり君自身の目で確認するといい」と伝えられた。そこで、今、アメリカ社会を実見し、自分の研究成果をさらに考察したいと思っている。

2018年度 獨協コース 活動報告

2018年度 獨協クラス ガイダンス


去る4月9日(月)、獨協大学にて「獨協クラス ガイダンス」が行われました。
始業式終了後、大学バスで移動し、天野貞祐記念館にある図書館情報セミナールームにて、大学主催による「獨協クラス ガイダンス」が行われました。最初に、浅山教務部長(国際教養学部教授)から挨拶があり、そのあとは志望学部に分かれ、大学の先生方から学部・学科の特色などの説明を受けました。
その後、図書館利用のガイダンス、館内見学ツアーをしたあとで、生徒たちは自分の卒業論文のテーマに関する文献を検索したり、レファレンスカウンターに相談したりしながら、思い思いに探していました。
卒業論文の担当教諭も決まり、今後は卒業論文のテーマを本格的に検討していくことになります。今はまだ手探りの状態で、問題意識も漠然としていますが、これから1年間取り組んでいくテーマを見付けだして欲しいと思います。

獨協コース 活動報告(5月)


獨協コースでは“卒業論文”を作成します。しかし、「論文とは?」と問われても、答えることができない生徒がほとんどです。獨協コースでは、「卒業論文」という授業、担当教員(本校教員)による日々の指導、大学の先生方からアドバイスなど、“卒業論文”を作成するためのバックアップを整えています。

■授業で…

担当教員・図書館司書から、“論文”とはどのようなものなのか、論文の“テーマ”をどのように探し設定するのか、先行研究をどのように探すのか…など、基本的なことから学んでいます。

 

■担当教員

1人の生徒に、1人の担当教員(本校教員)がつき、週に1回、面談をしながら、読書ノート・卒業論文作成について、アドバイスをしています。先生=他者に伝わるものを書くことも大切です。

 

■獨協クラス担当者(指導教員)

去る5月2日・8日、獨協大学から卒業論文を担当してくださる先生方(ドイツ語学科・経済学部・法学部)が来校され、最初の指導が行われました。卒業論文の“テーマ”、動機や何を主張していきたいのかについて発表をし、専門分野の先生方から鋭く、的確なアドバイスをいただきました。

今、自分が考えていることがテーマになり得るのかも含めて、さらに文献を読み進めながら、検討していくことになります。また、文献を読み進めていくと、テーマの修正が必要になるかもしれません。いずれにしても、今までの受け身の学びではなく、主体的な学びに変えていくことが必要です。その一歩を踏み出した獨協クラスです!

今年も古典演劇を上演します

9月15日(土)・16日(日)に本校では蛙鳴祭(学校祭)が行われます。
今年度も古典演劇を上演しますので、ぜひご覧ください。

詳細は下記PDFファイルをご参照ください。

卒業論文中間報告会

獨協クラスは「自分は何に関心があるのか」と、自分に向き合うことからスタートしました。社会が抱える問題を見出し、その問題に対して問いを立て、さまざまな文献・資料を整理しながら思考することで、何らかの結論を導き出します。その過程を卒業論文として1年間かけてまとめていきます。

5月には、自分の立てた問いが論文の“題目”となるかどうか、大学の先生方からアドバイスをいただきました。7月には「仮題目・章立て発表会」が行われ、自分が書こうとしている論文の全体像を序章・本論・結びとして、どのように展開していくのか、大まかな“章立て”の構成を発表しました。

大学の先生方からのアドバイスをもとに、“題目”や“章立て”を再考し、夏休みには論文に関する書籍を読み、執筆を進めました。そして、卒業論文の「中間報告会」が、去る10月24日(水)に獨協大学で行われ、5分間のプレゼンテーションに対して、大学の先生方からは、論文の書き方に対する指摘や、内容に関するアドバイスをいただきました。

問題と向き合うなかで、新たな問題を見付けたり、さらに問題意識が深まったりと、点と点が結びついて面になっていくことが面白いと思える生徒たちもいるようです。
まだまだ論文完成までの道のりは険しいですが、一歩一歩前に進んでいって欲しいと思います。

2018年度 第11期 獨協コース 卒業論文発表会

今年度から、「卒業論文発表会」として、生徒たちが1年間取り組んできた卒業論文を、生徒、保護者、先生方に発表する機会を設けました。

Power Pointを用いて、自分がどのようなことに問題意識をもったのか、文献や調査から分かったことや、解決に向けての提案など、この1年間取り組んできた卒業論文について、5分程度のプレゼンテーションを行いました。
自分の問題意識を伝えるというのは、論文執筆とはまた違った難しさがありましたが、自分の1年間の取り組みを一生懸命に伝える姿に、獨協コースでの1年間の成長を感じることができました。

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